2024年9月2日月曜日

中立金利とは

 中立金利が上昇している。


最近こんな話をよく耳にする。

中立金利が上昇しているらしいが…そもそも中立金利とはなにか?

中立金利とは、自然利子率や均衡実質金利または r*(アールスター)ともいわれ、
景気への影響が緩和的ないしは引き締め的でもなく中立的な実質利子率のことである。

経済の過熱感もなく、かといって冷えすぎてもいない状態、
すなわち需要が人口と生産性の伸びで決まる潜在成長率と同じペースで伸び、
その結果過大な失業もインフレも抑えられている状態の実質金利のことだ。

また自然利子率という言葉にもある利子率だが、
利子率にも名目と実質があり
名目利子率から期待インフレ率を差し引いたものが実質利子率である。

実質利子率は消費や投資に影響を与え、
中長期的な実質利子率は潜在成長率と類似する。

つまり潜在成長率を注視することは、中立金利を予想することでもある。




増え続けるアメリカの国債利払い費

 米政府の急増する負債の利払いコストは、2025年に過去最高を記録しその後も上昇し続ける。

米議会予算局(CBO)がこのような見通しを示している。

CBOは純利払い費は来年、
国内総生産(GDP)の3.1%に上昇し、
1940年までの記録で最高となると見積もり、
さらに34年には3.9%に達すると予測している。

また米政府債務は33年までに45兆7000億ドル(約6778兆円)、
GDPの114%に達する見込みである。



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オルカンってなに?

 トレンドのワード


オルカン 


投資をしている方、まだ始めてはいないが投資に興味がある方なら一度は聞いたことがあるのではないか?


ネット上ではもちろん、日常でも耳にする機会がある。


恥ずかしながら私は昨年までこの“オルカン”が何なのか知らなかった。


そこでこの オルカン を検索してみると…


 eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)

 MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(配当込み、円換算ベース)に連動する投資成果をめざして運用を行います。

 MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックスとは、MSCI Inc.が開発した時価総額加重平均型の株価指数で、世界の先進国(23ヵ国)と新興国(24ヵ国)の株式で構成されています。



ああ…そういうことか!


答えは簡単で、オルカンとはオールカントリーの略称だった。


MSCIとは

Morgan Stanley Capital International

モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル


の略称で米国の金融サービス会社である。


そのMSCIが算出した株価指数は多くの機関投資家や投資信託のベンチマークとして採用されている。


オルカンはその株価指数の中で

“オールカントリー”

つまり全世界を対象とした株価指数のことであった。


これに投資するのが流行のようである。


ちなみに為替ヘッジは無い。


為替ヘッジについては今後解説したいと考えている。


今回は調べてみたら答えはただの略称だったというお話。




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2024年9月1日日曜日

アストロロジー

 みなさん、占いを信じますか?


占いは金融や経済と関係がなさそうな話題だ…


一見そう考えてしまいそうだが、そうでもない。


相場にはアストトロジーがしばしば用いられる。


アストトロジーとは金融占星術のことで、天体の位置・動きや月の満ち欠けで相場を予想するというものである。


これだけ聞くと怪しい手法に感じられるが、マーケットではメジャーな手法のひとつだ。


例えば、新月や満月の日に相場が天井や底をつき反転しやすい、という考えがある。


特に金(ゴールド)がこのアノマリーに当てはまると言われている。


月の満ち欠けは人間の本能に影響するといわれ、その心理的な行動が相場にも影響しているという考えだ。


また有名なアストトロジーに「水星逆行」もある。


これは地球上から水星を見た際、

水星が通常の公転軌道とは逆方向に動いて見える期間である。


水星は、人間の思考やコミュニケーションなどを司る惑星で、

水星が逆行している期間には情報のトラブルが起こりやすいとされる。


これが相場にも波及し、相場が荒れやすいと言われている。


特にドルの相場が荒れやすい(動きが出やすい)というのはアストトロジーの世界では有名である。



信じるか信じないかはあなた次第です…


おわり




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ジャネット・イエレン

 ジャネット・ルイーズ・イエレン


現在のアメリカ財務長官を務めている人物である。 

なお女性でアメリカ合衆国の財務長官に就任したのは彼女が初であり、ガラスの天井を突き破った人物とも称される。

ご存知の通り、FRB(Federal Reserve Board、連邦準備制度理事会)の第15代議長であり、経済学者・政治家である。

1946年8月13日にニューヨーク州でポーランドのユダヤ系の一家に誕生。

マクロ経済学を専門とし、新ケインズ学派を指導したイエレンはハト派で積極的な経済政策を行なった。

また、夫のジョージ・アカロフは2001年にノーベル経済学賞を受賞し、
カリフォルニア大学バークレー校の名誉教授に就任している。

彼女は先日、日本の財務省が行なった為替介入に関して難色を示した。
今後も日本の為替介入が行われるのか?
日本の為替介入は、米国だけでなく世界と協調するために必要なのか?
彼女の発言にも注意すべきだろう。


イエレンダッシュボード

 

イエレンダッシュボード

今年行われた外国為替平衡操作(為替介入)について米国のイエレン財務長官は「こうした介入はまれであるべきで、協議が行われることが期待される。」と述べ、日本財務省の為替介入をけん制した。

そのイエレン財務長官で思い浮かぶものはイエレンダッシュボードだ。

イエレンダッシュボードとは、イエレン財務長官がFRB議長時代に金融政策を判断する上で重視していた9つの雇用指標のことである。

Fedが労働市場の状況を探る際に今後も注目されると考えられる指標なので頭に入れておきたい。

その9つの経済指標は以下である。

・非農業部門雇用者数(Nonfarm payrolls)
・失業率(Unemployment rate)
・労働参加率(Labor force participation rate)
・広義の失業率(U-6 underemployment rate)
・長期失業者の割合(Long-term unemployed share)
・退職率(Quits rate)
・求人率(Job openings rate)
・採用率(Hires rate)
・解雇率(Layoffs and discharges rate)

米国の金融政策は全世界に影響を及ぼし、投資をする上で軽視することはできない。

その金融政策を決定する大きな手がかりとなる指標は毎回注目すべきである。
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テイラールール

 テイラー・ルールとは…


米国の経済学者ジョン・ブライアン・テイラーが1993年・スタンフォード大学の教授であった際に提唱した、中央銀行の政策金利を設定するための関係式である。


テイラー・ルールはマクロ経済指標から算出され、

物価上昇率が長期的な目標値からどの程度乖離しているかやGDPギャップ等の景気変動指標が

均衡値からどの程度乖離しているかに応じ、

政策金利の変更・決定を行うという金融政策のルールだ。



テイラー・ルールによれば、

基本的に需給ギャップがプラスとなれば、金利を引き上げる。


一方で何らかの要因により仮に物価上昇率(または期待インフレ率)が1%上昇したとしよう。


この場合、実質金利は1%低下するが、

これに対応して金利を0.5%しか引き上げなかった場合、

実質金利は依然0.5%低下したままであり、緩和効果が持続してしまう。


したがって、金融政策により物価上昇率(または期待インフレ率)変動の影響を相殺し望ましい経路に戻すためには、

物価上昇率の変化以上に名目金利を引き上げる必要がある(テイラー原則)。


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サームルール

 

雇用統計では、失業率・平均時給・非農業部門雇用者数などいくつかの数値が発表されるが、

その中の一つである失業率の推移に注目した考え方がある。


それがサーム・ルールだ。



サーム・ルールとは…


経済がいつ景気後退に突入するのかを判断する不況指標で、

元連邦準備制度理事会(FRB)のエコノミストであり、サーム・コンサルティングの創業者クラウディア・サームにより考案された。


サーム・ルールでは、

米国の雇用統計において

失業率の3ヶ月移動平均が過去12ヶ月の最低値から0.5ポイント余り上昇した時に景気後退(リセッション)が始まるとされる。


サーム・ルールは正式な判断より早く景気後退を判断できるシグナルとして優秀なため、

雇用統計を分析する上でひとつの目安として役立てたい。

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今は幸福なのか?

 強気相場は、


悲観のなかに生まれ

懐疑のなかで育ち

楽観のなかで成熟し

幸福のなかで消えていく



投資家であり伝説のファンドマネージャーと呼ばれたジョン・テンプルトンの言葉である。


株価と景気は必ずしも同時ではない。


株価は先を織り込む景気の先行指標ともいわれ、実際の経済よりも先に兆候があらわれる。


例えば、景気が回復しはじめたことに気がついていないタイミングで企業の業績が回復する、ということがしばしば起こる。


逆も然りで景気が回復し我々の生活にも目に見えてその兆しが見えた時、株価にとっては楽観ないしは幸福感という場合だ。



物事には、始まりがあり終わりがある。


加えて、経済や株価はスクラップ・アンド・ビルド(創造と破壊)を繰り返している。


この原理を理解せずに大衆の後追いをし、最後の客になることは避けたいものだ。


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FOMO

 本日のタイトル


FOMO


大国の中央銀行が行う金融政策決定会合


ではない!


FOMOとは、最近よく耳にする「Fear of missing out」の略である。



以下Wikipediaからの引用


FOMO(英: fear of missing out、フォーモ、取り残されることへの恐れ)とは、「自分が居ない間に他人が有益な体験をしているかもしれない」、と言う不安に襲われることを指す言葉である。

また、「自分が知らない間に何か楽しいことがあったのではないか」、「大きなニュースを見逃しているのではないか」と気になって落ち着かない状態も指すことから、 「見逃しの恐怖」とも言う。

社会的関係がもたらすこの不安は、「他人がやっている事と絶え間なくつながっていたい欲求」と言う点で特徴づけられる。


FOMOはまた「後悔に対する恐れ」とも言え、それは社会関係、画期的体験、高収益な投資、その他の満足すべき出来事の機会を逃すかもしれないと言う、やむにやまれぬ心配を引き起こしかねない。

言い換えれば、FOMOは「状況がどう変化しうるか想像できる」がゆえに、時間の使い方を間違えることに対する恐れを恒久化する。



どうだろうか。


世界各国の株価指数は史上最高値を更新し、

日経平均株価も高値更新を続けている。

金価格(ゴールド)や暗号資産ビットコインも高値を更新した。


こうした熱狂の中、我々個人投資家は何を思うか?


持たざるリスクという言葉も囁かれる中で、

乗り遅れてしまう恐怖と高値圏で取り残されてしまう恐怖がひしめき合っているのか?


相場はまだ楽観の中にいるのか?


熱狂の中で冷静に、時に冷徹になることは大切である。


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注目業種紹介 〜データセンター〜

世界的に急成長トレンドにある 生成 AI 市場 、 主に米国のビッグテックが圧倒的な強さを示している。 そして高性能AIの開発・実装で必須となっているのが大規模データセンター、いわゆる ハイパースケールデータセンター であり その数で米国は全世界の約半分を占めているといわれる。 ...