DeepSeek、米国のアプリストアで首位に



中国の人工知能(AI)開発企業、DeepSeek(ディープシーク)の生成AIアプリが米国のアプリストアで一時首位に立った。


低コストで開発した大規模言語モデルの性能が米国製の競合モデルを上回ったと主張し、消費者らが注目している。


米国のAI産業の優位性が揺らぐとの警戒感から、株式市場も反応した。


ほぼ無名だった中国のスタートアップがにわかに注目を集めるきっかけとなったのは、米CNBCテレビの前週末の報道だ。


ディープシークが安価で性能の低い半導体を使って構築したAIモデルが「シリコンバレー全体にパニックを引き起こしている」と伝えた。


大規模言語モデルの開発者の間では現在、データ量や計算資源などが大きいほど性能が高まる「スケーリング則」が信じられている。


この法則を根拠に、米オープンAIやソフトバンクグループ(SBG)などは1月、

AIの開発インフラに5000億ドル(約77兆円)規模の資金を投じると表明した。


米メタも25年の設備投資額が前年比で約6割増えて600億〜650億ドルになる見通しだと明らかにしたばかりだ。


一方、ディープシークは1つのモデル開発にかかった費用が約560万ドルで、開発期間は約2カ月だったと説明している。


もし同社の主張が正しければ、米テック企業による巨額投資の前提となってきた法則が崩れる恐れがある。





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